京都大学大学院 医学研究科 社会健康医学系専攻

健康情報学

NDB(レセプト情報等データベース)を用いた、終末期高齢者医療の実態評価

研究の名称

厚生労働科学研究費補助金(政策科学総合推進研究事業)戦略型研究
“健康医療分野における大規模データの分析及び基盤整備に関する研究”
「高齢者医療の適正化推進に向けたエビデンス診療ギャップの解明 既存データベースを利用した、京都大学オンサイトセンターにおけるレセプト情報等データベース(NDB)活用方策の検討」

研究の概要

当研究では、国が提供するレセプト情報等データ(通称NDB;National insurance claims DataBase)をはじめとする複数の既存データベースを利用し、共通のストラテジーにより3つの個別テーマ(高齢者への不適切処方薬の使用実態、高齢者におけるがん治療の実態、高齢者の慢性腎臓病の診療の実態)および包括的テーマ(終末期高齢者に行われている医療の実態評価)のリサーチクエスチョンを検討する観察研究です。
一時点のデータの分析による横断研究と時系列のデータでアウトカムとの関係を分析するコホート研究の両方を行う予定です。また、いずれのテーマに対しても医療経済評価を実施するとともに、データベース間の相互参照によるバリデーションをもって、本格的なデータベースバリデーション研究を実施する予定としています。また、当研究は京都大学大学院医学研究科腫瘍薬物治療学分野・腎臓内科学分野・臨床システム腫瘍学分野・医療疫学分野・医療経済学分野・薬剤疫学分野、および京都大学医学部附属病院医療情報企画部・診療報酬センターと連携し、取り組んでまいります。

本研究に関する詳細等は下記までご連絡ください。
【戦略研究事務局】(電話)075-366-7656 (E-mail)neff.yukiko.7c@kyoto-u.ac.jp


健康情報学戦略研究メンバー
中山 健夫 Takeo Nakayama
高橋 由光 Yoshimitsu Takahashi
酒井 未知 Michi Sakai
大寺 祥佑 Shosuke Ohtera
ネフ 由紀子 Yukiko Neff
後藤 禎人 Sadahito Goto
齋藤 良行 Yoshiyuki Saito

プロジェクト内容
・医療データベースにおけるバリデーションの文献レビューによる体系的評価
・NDBを用いた、終末期高齢者に行われている医療の実態評価

ヘルスケアデータの取り扱いに関する方針について



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