脳卒中の診療では、麻痺や意識障害のため、尿道留置カテーテルを使用することがあります。この研究の目的は、脳卒中の患者さんにどのような理由で、どのくらいの期間尿道留置カテーテルを使用しているのか、また尿路感染症や尿閉の発生頻度はどのくらいかを明らかにすることです。我々は、脳卒中の患者さんの尿路感染症や排尿障害が減るような尿道留置カテーテルの使用方法を明らかにすることを目指しています。
対象者 | 研究協力施設に脳卒中(脳梗塞、非外傷性脳出血、非外傷性クモ膜下出血)で入院された方。 |
調査項目 | 年齢、性別、既往歴、脳卒中型、発症から来院までの時間、入退院時と尿道留置カテーテルを抜去した時の意識・運動状態、入院日数、入院前・退院時の排尿状態、尿道カテーテルを留置した理由と日数、尿路感染症に関わる発熱・尿培養検査の項目など。 |
研究実施期間 | 各施設で約10か月間を予定。 医療法人清仁会シミズ病院 2019年1月4日〜 日本赤十字社和歌山医療センター 2019年中に開始予定。 |
本研究は、京都大学医の倫理委員会と研究協力施設の倫理委員会で審査を受け、承認されています。
皆様の一日も早いご回復をお祈りします。
研究の対象者となることを希望されない方またはその代理人は、研究事務局 池田 までご連絡ください。可能な限り対応させていただきます。ただし、ご連絡いただいた時にすでに研究の解析結果がでており、論文投稿中あるいは公表されていた場合には対応できない場合があります。
この研究において得られた情報は匿名化されており、研究情報から個人の特定はできません。また、学術論文などで研究結果を報告する際には、個人が特定できる情報は除いた形で公表されます。
Prevalence and Appropriateness of Indwelling Urinary Catheters Among Stroke Patients
研究責任者 | 京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻健康情報学分野 教授 中山健夫 |
研究分担者 | 京都大学大学院医学研究科医学専攻健康情報学分野 池田靖子 医療法人清仁会シミズ病院 脳神経外科 土方保和 日本赤十字社和歌山医療センター 感染症内科部副部長/救急科部 久保健児 福島県立医科大学 臨床研究イノベーションセンター 助教 吉岡貴史 |
医療法人清仁会シミズ病院
日本赤十字社和歌山医療センター
【研究事務局】
京都大学大学院医学研究科 医学専攻 健康情報学分野 池田靖子 | |
mail:ikeda.yasuko.48x*kyoto-u.jp(*を@に変えてください) |